製作1984年 アメリカ 監督:ロバート・ベントン
脚本:ロバート・ベントン
出演:サリー・フィールド、ダニー・グローバー
ジョン・マルコビッチ
偶然にも昨日観た『ドライビング Miss デイジー』と
時代的にはだいたい同じでした。
(本作のほうが10年ほど早いかな。)
この頃の人種差別ってすごいです。
(あらすじ)
エドナは保安官の夫と2人の子供と幸せに暮らしていたが、
ある日夫が酔っ払いの黒人に射殺されてしまう。
子育てと家事しかしてこなかったエドナは途方にくれるが、
家の借金を返すために何とかお金を稼ごうとする。
そんな時にふらりと現れた黒人のモーゼスが・・・・。
「黒人」と訳されていますが、この時代の黒人は
人という扱いをされてないです。
保安官を殺してしまった黒人はリンチされて
死後も木に吊るされむごい目にあいます。
これがフツウだった世の中・・・・怖いです。
未亡人となったサリー・フィールド演じるエドナの元に
ダニー・グローバーがやってきますが、
同じ頃に盲目の下宿人ジョン・マルコビッチもやってきます。
くせのある人物なんだけど、彼らに対して偏見を持たず
一生懸命に生きるエドナに好感が持てました。
人は守るものがあると強くなれる、愛の力は偉大です。
ラストはちょっと意表をつかれましたが、
理想の世界を現しているのだと思い、
私は素直に受け入れられました。
愛があふれる世の中になってほしいな〜と強く思いました。