2009年03月07日

愛の物語


ロード・トゥ・パーディション 原題:ROAD TO PERDITION
製作2002年 アメリカ 監督:サム・メンデス
原作:マックス・アラン・コリンズ、リチャード・ピアス・レイナー
脚本:デビッド・セルフ
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、タイラー・ホークリン
ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ


実は前に1度観た事あるのですが、
その時は特に何も思いませんでした。
遅いけれどポール・ニューマン追悼の意もこめて再見しましたが
これはギャング映画ではなくて、愛の物語だと気づきました。

(あらすじ)
大恐慌時代のアメリカ。マイク・サリヴァンは
2人の息子の良き父であったが、
町を牛耳るマフィアのジョン・ルーニーの片腕として働き、
ジョンからも息子同然にかわいがられていた。
ジョンには実の息子コナーがいたが、能力は低かった。
マイクの息子マイケルは父の仕事が気になり、
ある晩父の車に隠れて一緒についていくが・・・・。


どんなにバカでろくでなしであろうとも、
親は子供のことを決して嫌いになったりはしません。
むしろ、手がかかる子ほどかわいいのかも。
ポール・ニューマン演じる町の実力者ジョン・ルーニーも
息子の事となると正常な判断ができなかったのだと思います。
ろくでなし息子をダニエル・クレイグが好演してました。

実の親子であっても愛し方や愛され方、
ちょっとした想いのすれ違いで
自分は嫌われていると感じてしまうことがあると思います。
それを解決するためには想いをぶつけあうしかないのです。
そういう内面的な描き方が非常にすばらしかったです。

殺し屋役でジュード・ロウが出てましたが、
今回は元々薄い髪の毛(失礼!)をさらに自分で抜いてます。
まさに役者魂ですね〜。
posted by マミイ at 11:51| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 家族愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうそう。
これは親子の物語でしたよね。

どんな親子でも、根底には理屈ではない絆があるわけですよね。

ポール・ニューマンは素晴らしすぎた。

ハンクスの長男とクレイグさんは、父親に対して似た気持ちを持っていたんだと思いますね。

自分を好きになって、自分を認めて欲しいという切実な願いです。

サム・メンデスの最高傑作だと思いますね。
Posted by shit_head at 2009年03月09日 07:36
初めに観た時は全然気づいていなくって
逃亡劇としてはまあまあかな、と
上から目線で観てましたが
親子愛に注目するととてもおもしろかったです。

トム・ハンクスとダニエル・クレイグ、
そしてトム・ハンクスの息子役の子も
みんな気持ちは同じなんですよね。
私もおんなじ気持ちをもってます。

サム・メンデスの最高傑作・・・私も同意見です。
(・・・って『アメリカン・ビューティー』しか
観たことがないのですが。)
Posted by マミイ at 2009年03月09日 11:06
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