フルメタル・ジャケット 原題:FULL METAL JACKET
製作1987年 アメリカ 監督:スタンリー・キューブリック
原作:グスタフ・ハスフォード
脚本:スタンリー・キューブリック、マイケル・ハー、
グスタフ・ハスフォード
出演:マシュー・モディーン、ヴィンセント・ドノフリオ
アダム・ボールドウィン、R・リー・アーメイ
海外ドラマの「LAW&ORDER 犯罪心理捜査班」が好きです。
ヴィンセント・ドノフリオ演じるゴーレン刑事が好きです。
まさか、フルメタル・ジャケットのあの人だったとは
全く思っていませんでした。
という事で、もう1度観てみる事にしました。
(あらすじ)
ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願した青年達は
訓練キャンプにてハートマン軍曹に
徹底的にしごかれるが・・・・・。
前半が訓練キャンプ、後半が実際の戦場という
構成になってます。
とにかく、鬼軍曹の罵詈雑言のひどい事!
卑猥な事を言いまくりです。
ここまでハッキリと字幕に書いていいんだろうか?って
思うほどすごい言葉が出てきます。
ヴィンセント・ドノフリオ演じるローレンスは
最初は薄ら笑いを浮かべて、ちょっとぬけてる
どんくさい青年だったのですが、
段々と狂気を秘めた目つきに変わっていきます。
ドノフリオがすごすぎて後半はちょっと
トーンダウンしてるようにも見えます。
でも、今回みていて初めて気づいたのですが
戦場が普通に見えるって十分異常な事ですよね。
実際に私も訓練を受けていたら
戦場で人を殺す事なんてわけないと思うかもしれない、と
怖くなりました。
ラストにあの歌を大合唱しながら行進していき、
The Rolling Stonesのpaint it blackで終わる・・・
キューブリック監督はすごいです。完璧なのです。
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ひどいんだけど、滑稽でもある。
戦場での狂気ってのは、訓練されるんです。
人が殺しあうのが当たり前とゆーのは、とても怖いですよね。
普通じゃないのに、普通のように殺しあうんです。
この映画でした。
・・・・いまだに使った事はないですが。(笑)
元はフツウの人達だったはずなのに
どうして兵士になった途端
殺しあいができるんだろう?と
不思議に思っていたのですが
こうやって訓練されていったんでしょうね。
ホント、恐ろしいです。