奇跡の人 原題:THE MIRACLE WORKER
製作1962年 アメリカ 監督:アーサー・ペン
原作:ウィリアム・ギブソン
脚本:ウィリアム・ギブソン
出演:アン・バンクロフト、パティ・デューク
有名なヘレン・ケラーとサリバン先生のお話です。
とはいえ、私はこの映画を観るまでは漫画「ガラスの仮面」でしか
観た事はなかったのですが。
子育てをしている自分にはとても感慨深いお話でした。
(あらすじ)
ヘレン・ケラーは生後19ヶ月でかかった熱病の後遺症により
目が見えず、耳も聞こえず、言葉を話すことができなかった。
不憫に思った両親はヘレンのやりたいようにさせていた。
ヘレンの家庭教師としてやってきたアニー・サリバンは
ヘレンに手話を教えようとするが・・・・・。
かわいそうだから不憫だから、と哀れみを与えるのは
簡単にできますが、されている本人には何の得にもなりません。
子供がかわいいからと好きにさせるだけでなく
物事の意味を教えて正しい道に導くのは
親の責任だと思いました。
(親が何もかもレールを敷くのもまた、大問題ですけどね。)
物に名前があることすら知らず、
ただ思うように生きていただけの少女に
秩序を教え、人間らしく生きるようにするというのは
並大抵の苦労ではなかったと思います。
サリバン先生の不屈の心は素晴らしいです。
その心があったからこそ、ヘレンの心を開き
ヘレンに新しい世界を見せてあげる事ができたのだと思います。
私は、小学生の時に伝記を読み、中学校でこの映画を観て衝撃が走りました。
体に障害があっても、努力すれば健常者のように生活出来るし、社会に溶け込む事だって出来るのだと知り、感動しました。
大変だけど、社会のルールを守ることは大切だと、強く感じました。
TBします。
今年もよろしくお願いいたします。
映像で観るとわかりやすい分、
感銘を受けやすいですよね。
私もこの映画、とっても感激しました。
今、私は親として教える立場になりましたが、
イチから教える事になんと根気の要ることか!
私もサリバン先生のような愛情と不屈の心、
もちたいです。