製作2005年 アメリカ 監督:リサ・ラックス、ナンシー・スターン
残念ながらDVD未発売です。
まず、ガーナでの障害者に対する考えに衝撃を受けました。
2006年まで障害者に対する法律すら存在せず、
もしもエマニュエルがいなければ
今も存在していなかったのかもしれないのです。
不屈の意思で世論に訴え、状況を打破したエマニュエルに
深い感銘を受け、拍手を送りたくなりました。
(あらすじ)
ガーナでは生まれついての障害は天罰だという考えがあり、
国民の10%に障害があるというのに、
障害者は教育を受けることはほどんどなく、職にありつけず
物乞いをするしかなかった。
そんな中で生まれつき片足が小さかったエマニュエルは
世間にアピールするため片足のみで自転車でのガーナ横断に
挑戦する・・・・・。
世の中で自分という存在が認められなかったとき、
どうせ自分なんて、と思い何も行動せずに流されるのが
私を含めた大半の人間だと思います。
でも、エマニュエルは違いました。
世の中を変えるためにはどうしたらいいかを考え
それを実行するためにはどのように訴えたらいいのか、
彼はそれを知っており、実行しました。
文章で書くとたった数行ですが、
本当にやり遂げるには並大抵の苦労ではなかったと思います。
何よりも彼がすごいところは自分を世間に認めさせた後、
自分と同じような人たちのために更に努力し
国全体をよくしていこうとしている事です。
人間一人の力はちっぽけで大きなものを動かすのは
とても難しい事だけれども、それでも、前に踏み出さなければ
何も変わらないのだとエマニュエルは教えてくれました。