キャット・ピープル 原題:CAT PEOPLE
製作1942年 アメリカ 監督:ジャック・ターナー
脚本:ドゥウィット・ボディーン
出演:シモーヌ・シモン、ケント・スミス
1981年のリメイク版を先に観ていたのですが、
本作は作られた時代が時代だけにキスもご法度です。
流血も何もなく、今の時代ホラーとは呼べないかもしれないですが
見えないからこそ逆に恐怖感をそそられる部分もありました。
(あらすじ)
オリバーは動物園の黒豹の檻の前にいた女性イレーヌを
一目見て恋に落ち、積極的にアタックして結婚する事となった。
しかし、彼女は不安に満ちており、肉体的関係を持つと
豹になり男を食い殺すという自分の一族の
悲しい出生を語りだすが・・・・・。
猫顔女優さん、あっぱれです。
ホントに猫系の獣に変身しそうな雰囲気が
憂いをふくんでいていいです。
途中は本当に変身するのか、はたまた彼女の妄想なのか
ちょっとわからないところがゾクゾクします。
冒頭にも書きましたが、
エロいシーンも、豹が人を襲うシーンも
直接的な描写はないので、全体的におとなしめな印象ですが、
主人公のココロの動きなどはよかったです。
ホラーというよりは悲恋ものかもしれない・・・・。