2008年08月13日

前向きにやりぬこうとするココロ


典子は、今
製作1981年 日本 監督:松山善三
脚本:松山善三
出演:辻典子


本作は私が小学生の頃に観た記憶があります。
両手がなくても前向きに生きる主人公の姿に
当時衝撃を受けた覚えがあります。

(あらすじ)
サリドマイドは当時安全な薬として色々な人に
処方されていたが、しかし強い催奇性があり、
典子も両腕が短い状態で生まれた。
母と二人で生きてきた典子は高3になり、
典子は今、将来を考える・・・・・。


実際にサリドマイドの被害にあった
辻典子さんが主演しています。
両腕がなくても、彼女にはすばらしい足があり、
ビックリするほどなんでもできます。
でも、当然できない事もたくさんあり、
それは他の人の手をかりなければいけません。
彼女の為に雨の日は傘にいれてあげたり、
試験会場に彼女用の低い机を運んであげる・・・・
そういう友人とのつながりが素晴らしいなと思いました。

もちろん、いい事ばかりあるわけではなく
トイレが自立できないから、と養護学校に入学を断られたり
生活は苦難の連続だったと思います。
映画では語られなかったけれど、
ひどい仕打ちもいっぱい受けてきたのではないかなと思います。
でもそれを表に出さず、とにかく自分のできる事を
一生懸命にやりぬこうとする典子さんに心打たれました。


映画化されてから誹謗中傷を受けたり、
職場まで野次馬が大勢乗り込んだりととても大変だったそうで
一時期は講演などは全て断っていたらしいですが、
今は職場を退職し、講演活動に専念しているそうです。
本も出版されているらしく、読んでみたいなと思いました。
ラベル:松山善三 辻典子
posted by マミイ at 07:49| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 実在の人物・事件が元ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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