セックスと嘘とビデオテープ
原題:SEX, LIES AND VIDEOTAPE
製作1989年 アメリカ 監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スティーブン・ソダーバーグ
出演:アンディ・マクダウェル、ジェームズ・スペイダー
ピーター・ギャラガー、ローラ・サン・ジャコモ
タイトルが衝撃的だったので
うら若き乙女だった!?頃は観るのを躊躇したものです。
性描写はそれほどなく、むしろ内面をえぐるような作品でした。
(あらすじ)
アンとジョンは平凡な夫婦であったが、
実はアンはセックスに対して今一歩ふみこめず、
ジョンはアンの妹で自由奔放なシンシアと浮気をしていた。
ある時、ジョンの学生時代の友人グレアムが
2人の元を訪れる・・・・・。
静かに、淡々と進んでいきます。
ビデオカメラの前で赤裸々に話す女性たち・・・・
赤の他人にだから、カメラの前でだと
普段より大胆に話す事ができるというのは
なんとなく理解できます。
平和そうに見えるカップルが実は嘘でぬりかためられており、
ポッと現れた他人に急に心奪われてしまう・・・・・
どこにでもありふれた日常だと思います。
でも、私はそんなのずるい、と思ってしまうのです。
アンは結局、自分の本心を語る事はありませんでした。
彼女は浮気もしてないし、嘘はついていないので、
騙されていた事を怒るのは当然ですが、
パートナーに本心をさらけ出す事をしなかった
彼女にも非があったのでは、と思います。
まあ、本心をさらけだせない相手を選んでしまった事が
彼女の失敗なのかもしれませんが。
アンもグレアムも似たもの同士だったのだな、とは思いましたが
彼らの本心は結局ビデオにおさめられることはなく
曖昧のまま終わってしまったので
なんとなく、私は不完全燃焼でした。
>どこにでもありふれた日常だと思います。
>でも、私はそんなのずるい、と思ってしまうのです。
マミイさんは、真っ直ぐな良い奥さま・・・ですのね。
>パートナーに本心をさらけ出す事をしなかった
>彼女にも非があったのでは、と思います。
>まあ、本心をさらけだせない相手を選んでしまった事が
>彼女の失敗なのかもしれませんが。
結婚と、お付き合いは、違うモノですので、やはり「子は鎹」で、平凡に子供が授かっていたら、上記のような女性でも、幸せに弁護士夫人を続けていられたと思います。
>曖昧のまま終わってしまったので
>なんとなく、私は不完全燃焼でした。
見る人次第で勝手に色々と思えるので面白いかな?と思いました。
この映画は結構深いですよ・・・マミイさんが年齢をもう少し重ねられたときに、是非再見をお勧めいたします。(と、偉そうに書きましたが、私見ですので、気になさらず・・・)
今読み返すとちょっと恥ずかしいです。
ちょうどこの頃長男と習い事が同じだった子のママが
ネットのゲームで知り合った男性と意気投合して
離婚してしまったところだったので
熱く語ってしまっていますね。笑
miriさんのおっしゃっていたように大人向けの映画ですよね。
私ももう少し大人になってから・・・・あはは、
年齢を重ねてから再見してみようと思います。
本当は再見する気はあまりなかったのですが、
miriさんの記事を読んでから再見したい気持ちが
生まれてきました。
きっかけを与えてくださって、ありがとうございます!
この前観ました。好きなタイプの話ではないけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
でも、理解できたかと言うと自信ありません(笑)
>本心をさらけだせない相手を選んでしまった事が彼女の失敗なのかもしれませんが。
そうですね〜。なんとなくですが、妹の反応を見ていると、アンは男たちが憧れる高嶺の花的な存在で、弁護士を目指していたジョンは周りに「お似合いね」と言われる相手を選んだような気がします。
ジョンも本心をさらけ出してきたのかな?
>アンもグレアムも似たもの同士
ビデオカメラ片手にグレアムに迫るシーンのアンは、まるで自分と対峙しているみたいに感じました。
きっと似たもの同士だったんでしょうね〜。
>好きなタイプの話ではないけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
時々ありますよね。
好きではないのに引き込まれるっていうのは
やっぱり監督の力量がすごいんでしょうね。
>ジョンも本心をさらけ出してきたのかな?
お互いに結婚だけが目的で
(表面的に)自分に釣り合ってるというだけで選んじゃったような気がします。
(内容をあんまり覚えてないので
的外れな事を言ってたらすみません(^^;)
前に観てから随分時間が経ちましたし、
次に再見するときはもっと違う感想を持ちそうです。
内容は好みがあると思いますが、「いい映画」なんでしょうね。