キングコング 原題:KING KONG
製作1976年 アメリカ 監督:ジョン・ギラーミン
脚本:ロレンツォ・センプル・Jr
出演:ジェフ・ブリッジス、ジェシカ・ラング
巨大なコングが大暴れするパニック映画なんですかね?
でも、コングは何も悪くないです。
人間の汚さ、利己的な部分が浮き彫りにされ
ラストなんて観ててつらかったです。
(あらすじ)
ペトロックス社のウィルソンは新たな油田を求め
南太平洋の霧に包まれた島に向かっていた。
動物学者のジャックは島には巨大生物がいるという噂を聞きつけ
ペトロックス社の船に密かに乗り込む。
海上で遭難していた美しい女性ドワンを助けた一行は
島でコングと呼ばれる巨大なゴリラと遭遇する・・・・・。
自己の利益の為に生きるというのは人間の本能だと思いますが
他はどうなってもかまわない・・・と思っているのなら
世の中、悲しすぎます。
ウィルソンは金儲けの事しか考えていないし、
ドワンは美しいけれど、自分がスターになる事を夢見て
結局はコングの事なんか誰も考えていないんです。
勝手に大都会に連れてこられ、パニックの犯人にされ
危ないから殺せと言われる・・・・
人間ってなんて勝手な生き物なんでしょう。
純粋なコングの目が悲しかったです。
パニック映画というよりはコングの悲恋映画かな。